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SS第二段

ごめんね、あっぷ遅れちゃって本当にごめんね

突然だけど、時間軸(この間書いたSSで言えば春)
をそろえてSSを書いて、最終的に物語を続けて発展させよう作戦を決行することにした
東方にも色々公式設定とかあるだろうけど完璧無視してる可能性有りなので注意
なんか少々厨二になっちゃってるけどご勘弁

ではいつもどおりスクロールしてくださいませませ~













































春の訪れ ~~紅魔館編~~

桜咲き誇る春真っ盛りの幻想郷。

そして少し場違いな雰囲気を持った洋館。

外から見てそれは本当に際立った存在感を持つ洋館だった。

外観は赤を基調とした配色で、夢物語にでも出てきそうな館だった。

大きなガラス窓、今日び珍しい鉄の格子の門、レンガ造りの壁。

館の真ん中に取り付けられた大きな時計、そして紅い薔薇の咲き誇る庭。

あまりにも異質、しかし美術品のような美しさをそれは秘めていた。

そんな館の一室で、外で荒れ狂うかのように舞う桜吹雪を見ながら、

「咲夜、今年の春はなんだか変じゃない?」

「そう…ですかね?特に何もないような…」

あまりにも異質な組み合わせの二人が話していた。

一人はピンクで統一した服装で、紅い目と青い髪が特徴的だった。

そして何より目を引くのは背中に生えた黒い、羽。

それが永遠に紅い幼き月と呼ばれる吸血鬼、レミリア・スカーレットである。

咲夜と呼ばれたもう一人の方は、メイド服を着た、おそらく人間だろう。

髪色は銀、その髪の毛を顔の横で結んでいる。

レミリアは椅子に座って頬杖をつき、咲夜はそれに寄り添うようにして立っていた。

「桜の咲いてる量が、多すぎるのよ」

「それって、別に問題じゃないと思いますけど?」

「あら咲夜、知らないの?昔から桜の色は地面に埋められた死体の血の色だって言うじゃない」

「はあ、で、そのような迷信と何の関係が?」

「まあそれは殆ど関係ないのだけれどもね。なぜ桜が多いかってことが問題なのよ」

「関係ないのですか…」

「昔からいつもと違うことは何かの前触れなのよ。今度は一体何かしらね」

「また夜が長くなったりするんでしょうか?」

「それは起こってみないことには分からないわね」

「そうですか…」

二人のどことなく不穏な会話。重い空気が沈黙の中に鎮座した。

沈黙をどこからともなく破ったのはドアが開いた後に聞こえた甲高い声だった。

「お姉さまー!!外が綺麗だよ!!」

その声を聞いたレミリアは苦笑しながら

「あれは桜っていうのよ、フラン」

と、フランに簡単に説明した。

「へぇー、桜、っていうんだ」

まるでこの世で見るものは全て初めてのものといわんばかりにうなずいた。

フランと呼ばれた少女は目を輝かせながら桜に見入っていた。

赤のワンピースを着ており、金色の髪、そして姉と同じく羽が生えていた。

ただ違うのは、水晶のような羽に鮮やかな色が散りばめられていることだろうか。

そんな妹を見ながらレミリアは少し苦笑を浮かべた。

「まあ、こうやってフランみたいに素直に喜んでおくべきかもしれないわね」

「確かに、こんな感じのことを一々気にかけていては持ちませんからね」

「咲夜の言うとおりね、もうこの話はやめにしましょう」

「?お姉さま達、何話してたの?」

「別に、他愛のないことよ」

「ふーん」

レミリアが答えると、フランは結局興味なさげに返事をしただけだった。

そして部屋から静かに出て行った。

「…でも気になるわね、パチェに色々探ってもらおうかしら」

「お嬢様?どうなされたのですか?」

「ああ、何も無いわ咲夜、ありがとう」

そういってからレミリアは部屋のドアに手をかけると

「咲夜、ちょっとパチェのところにいってくるわ」

「ええ、では私も少し門番が仕事をしているか見に行ってきますね」








部屋を出てレミリアが向かったのは館の大図書館だった。

見渡す限りの本、本、本。その中で本に埋もれるようにして本を読んでいる少女にレミリアが声をかけた。

「パチェ、ちょっといいかしら」

パチェ、と呼ばれてようやく彼女はレミリアに気が付いたのか、ゆっくりと顔を上げた。

やわらかい紫色を基調とした服に、色とりどりのリボンで髪の毛を結んでいる少女だ。

「なに…?」

「今年の桜の咲いてる量が異常に多いと思うのよ」

「そうかもしれない…けど、まだ桜の気まぐれで片付けられる範囲よ…」

「気まぐれにしてはちょっと多いと思うとさっきから言っているのだけどね」

「で、つまるところ何を聞きに来たの…?」

「私の言ったことは完全無視ね、まあいいわ」

「で、結局何を」

「春告精のことを詳しく調べてくれないかしら?」

「春告精?今更ね…」

「もしかしたら、今回のこれは色々なことが関わってる可能性があるから、手始めにってとこね」

「分かったわ…」

「ありがとう、パチェ」

「別にかまわないわよ、レミィ…」

レミリアはもう一度ありがとう、とだけ言って図書館を後にした。






一方、咲夜は門番が仕事をちゃんとしているかチェックしにいっていた。

「やっぱりというかなんと言うか…いろいろな意味で期待を裏切らないのね、貴方は」

声をかけられた、門番であろう人間かどうかも分からないのがそこにいた。

門番であるというのに熟睡中である。これでは門番の意味が無い。

「美鈴(メイリン)!起きなさい!」

「ふぇ!?え、な、なんで咲夜さんが!?」

当の門番はいきなり起こされて慌てふためいていた。

「本当に貴方は…」

「ごめんなさい咲夜さんっ!!春の日差しが心地よくてつい…」

そう言って頭を下げた美鈴は、よくありそうな中国風の衣装を身にまとった門番だった。

正直いって門番という言葉とは似ても似つかないような服だ。

「全く、これじゃ門番の意味が無いでしょうに」

「うっ……」

「しかし見に来て正解だったわ。予想通り寝ていたんですもの」

咲夜はその言葉を呟いた後に一拍おいて、美鈴にこう尋ねた。

「何か最近変わったことは無い?」

「はい?いえ別に、特に何も…」

「そう…ならいいわ、門番をもうサボらないでね」

「はい…」

美鈴を一瞥して館に戻りながら、咲夜は考えていた。

(特に何もない、か…ここでは、何も無い方が不気味だと思うのは心配しすぎかしら)

頭に浮かんだそんな考えを咲夜は振り払うようにして気持ちを切り替えた。

(全く、気にしてても持たないって言ったのは一体どこの誰なんでしょうね)

自嘲気味の笑いを浮かべながら、咲夜は館のドアをひいて中に入っていった。
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暇だからやった、後悔は(ry

本気で暇だったからやっちまいました

稚拙な文章ですがそれでもいいって方だけスクロールしてくださいませ



















春の訪れ ~~博麗神社編~~

季節は春。命溢れる始まりの季節である。

うららかな日差しがさす昼下がり、神社は薄紅色に包まれていた。

見渡す限りの桜色が目にきついほどだった。

「今年も綺麗に桜が咲いたわねえ」

神社の境内で箒片手に掃除をしていた紅白の巫女衣装をした少女がそう呟いた数瞬後、

「よう霊夢、花見しに来てやったぜ」

霊夢と呼びかけられた巫女衣装の少女は声のした方を向いて

「別に来てとは一言も言ってないんだけど」

「まーそう言うな、この私が来てやったんだから」

「あんた人の話聞いてないでしょ」

そんな彼女の言葉を無視して如何にも魔法使いといった服に身を包んだ少女は

「これだけ綺麗に桜が咲いたんだ、宴会しないんじゃ桜に失礼だろう?」

「魔理沙、どうせあんたは宴会のことしか考えてないでしょうが」

魔理沙と呼ばれた少女はもちろんだ、と言わんばかりの表情でこちらを見て

「花見って宴会をするための口実みたいなものじゃないのか?」

「あんた花見する気ないでしょ・・・」

はぁ、と聞こえてきそうなため息を霊夢はついていた。

一方の魔理沙はそんなことは全く意に介さずに箒から飛び降りると

「まあ細かいことは気にせずにパーッとやろうぜ?」

「仕方ないわね、どうせ却下してもするでしょうし」

「さすが霊夢、よくわかってるな」

今度こそ聞こえるように霊夢はため息をついた。




「やっぱり桜の下で呑む酒は最高だな」

魔理沙は手の中にある杯に口をつけ、少しだけ飲んでそう言った。

「それには賛成できるわね」

同じく霊夢も少しだけ飲んで呟いた。

桜吹雪という表現がこれほど似合う景色はないだろうと言っても過言ではないくらい大量に桜の花弁が舞っている中で呑む酒は格別だろう。

「しかし今年は特に綺麗ね、今までこんなに桜が舞ったことはなかったもの」

「春告精がサービスしてくれたんじゃないのか?」

そうかもしれないわね、と霊夢は桜の花びらを一つ手にとって答えた。

うっすらとした薄紅色の花弁はどこか儚さを感じさせるような雰囲気があった。

「桜は咲いたらすぐに散るから、たまには、ってことでたくさん咲かせたのかもね」

「すぐ散るからこそ綺麗なんじゃないのか」

「魔理沙にしてはいいこと言うわね」

一方の魔理沙はなんだその言い草は、といった表情でこちらを見ていた。

それからはしばし談笑が続いた。二人とも花見を存分に楽しんでいたことだろう。

夕暮れも近くなり、酒も切れ始めたところで

「そろそろお開きにしましょうか」

「えー、私はもう少し呑みたいんだが」

「あんたは呑みすぎよ・・・」

まだ呑みたがる魔理沙をよそに霊夢は片付けを始めた。

夕暮れ時の桜もそれはそれで風情があった。

「いや旨かったぜ霊夢、来年の花見も楽しみだな」

「今からそんな先のこと楽しみにしてどうするのよ・・・」

今日何度目かも分からない深いため息をついて霊夢は呟いた。

「ん?何か言ったか?」

「別に何も言ってないわよ」

「そうか、じゃあまたな霊夢」

「今度は賽銭持ってきなさいよ」

魔理沙はその言葉を無視したか聞こえていないのかどうかを確認する暇もなく箒で飛び去った。

「全く・・・後片付けも手伝わずに帰っちゃって、私の苦労考えなさいよ」

ようやく片付けが終わったとき、太陽はさらに沈んでいた。

「ああ疲れた。花見するだけして帰るなんて」

酒のせいもあってか、少しばかりフラフラしていた。

「ちょっと気分悪い・・・呑みすぎたかしら、今日は早めに寝ますか」

ふらついた足取りで、彼女は神社へと入っていった。

二人がいなくなったあとには、あたりいっぱいの桜が静かに佇んでいた。

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